デジタルサイネージにかかるコスト

デジタルサイネージの導入を検討するときに気になるのがコストです。紙で運用していた掲示場に比べると、いろいろな費用がかかるように思えます。例えば装置の購入費用は、板だけの掲示板に比べてかなりの差が生じます。機能や大きさなどによって大きく変わってきますが、決して安いものではありません。

次に気になるのが常に表示するために必要な電気代です。蛍光灯だけの頃と比べると、大きな違いがあるでしょう。情報を書き換えるために使われるネットワークに欠かせない通信費用がかかることもあります。これらを考えると導入すべきか悩んでしまうことでしょう。

ここで重要なことは、デジタルサイネージといままでかかっていたコスト全体との比較をしていないということです。確かに初期の導入費用やランニングコストはかさむかもしれませんが、その分人件費や印刷代などがかからないということに気がつく必要があります。例えば紙での情報提供では、出来上がった広告や掲示を印刷する費用がかかります。そしてそれを貼り替えるためには、人員を必要として、その作業費も考えなければいけません。

掲示が終わったものは回収して、ゴミとして捨てるための作業も必要です。いろいろな場所で使われるような広告なら輸送費や保管料などのコストも計算に入れなければいけません。全体のコストを比較するとデジタルサイネージが高いという認識が変わってくるでしょう。場合によっては、今までよりも安くなるところもあるかもしれません。

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