静止画や音声のみでもデジタルサイネージは利用できる

お店の前や駅、空港などで情報を表示しているディプレイを見たことがある人は多いのではないでしょうか。指定された情報コンテンツを流し、宣伝や情報表示の役割を果たすこのツールは、デジタルサイネージと呼ばれるものです。普及が進んだ現代ではサイネージの名称で呼ばれることもあり、日々の暮らしの中で身近な存在になっています。デジタルサイネージで表示できるものは動画に限りません。

静止画のみ、音声のみの再生も可能になっており、シチュエーションに合わせて利用することができます。動画は豊富な情報をまとめてユーザーに伝えられるなどのメリットがありますが、案内や相談ツールとして利用する場合には静止画のほうが使いやすい可能性があります。落ち着いてゆっくりと内容を確認してほしい、伝えたい情報の量がそれほど多くないといった場合には静止画の再生が役立つでしょう。また、映像自体が必要ないといった場合には、音声のみの再生に特化するのもおすすめです。

店内にお得な商品を読み上げる声を流したい、威勢のいい掛け声を再生しておきたいなどの用途に応えることもできます。環境に合わせて多種多様な使い方ができるからこそ、デジタルサイネージは便利な電子看板として定着しました。必要となる設備や機器の種類も少なく、基本的にはディスプレイやプロジェクター、デジタルネットワークなどが用意できれば使用可能です。映像や音声などのコンテンツについては別途制作することになるでしょう。